イスラミック国にどう対応すべきか?(都市はテロに勝てないのではないか?)

昨日、パリで同時多発テロ6箇所で発生して、129人以上が死亡、数百人が負傷した。都市はテロに勝てないのではないか?”勝つ”とは、市民の自由を保障し、権利の行使を認め、都市機能を正常に保全する、などなどの状況を維持できることとする。

あるいは、全”イスラミック国”メンバーの殲滅であろう。

 

命をかけた特攻隊、ジハーディストが都市の中で実行するテロに対処するすべがない。

日本の戦時中のように、市民の動きを事細かに把握し、あらゆる所に検閲に入り、住民同士の密告制度を強くし、警察の権利を強くする、という方向になるしかないように思える。

しかし、自由主義国家の都市でそのような政策は取れないだろう。とすれば、敗北である。

 

対話に応じてくるような相手ではないだろう。とすればあとは、かつてのCIAよろしく、スパイを潜り込ませて要人の暗殺を続けるか?!内部分裂を画策するか?!あるいは国際的に経済的に兵糧攻めを徹底するか?!そんなところしかない。通話・通信・メールの盗聴でも対応しきれないだろう。

しかし、とんでもない集団ができてしまったものだ。世界が何世紀も逆戻りしたような状況だ。

自爆テロ、中東地域での武力制圧をおこなっているが、彼らがあの地域で行政的なことをやっていけるつもりはあるのだろうか?ただ”支配地域を増やしたい”としか見えない。

建設したい国家像を対話の根拠にできないものか?ただ、宗教的権威カリフのみが重要とする集団に国家像を持ったグループもないのかな?