憲法・自衛権

インターネット放送デモクラTV(http://dmcr.tv)で、今井一氏が、

護憲派の、問題をうやむやにしてきたことに、激しく論難した。

護憲派の現状を弁護するわけではないが、終戦時期からアメリカから要求されるたびに、

1)敗戦で9条を含む憲法を合意の上で受け入れ

2)朝鮮戦争警察予備隊を創設し

3)今や軍事力として一部米軍の肩代わり

を要求されてきた。通常の思考力では混乱させられるのは無理もない状況だ。

今井氏はきっぱりと”私は自衛のための戦争も否定する”と発言した。そういう意見の人も多いが、それは即、実際のなんかしらの攻撃にはどう対応するかの案を含まねばなるまい。”甘んじて攻撃を受ける”わけにも行くまい。ただ戦争・攻撃を受けるからには何かしらの原因があるわけで、アメリカの9.11などもそれまでのアメリカの中東に対する対応から発生した。その原因を取り払うのが外交努力なのではないか!幸いアメリカとは違い、戦後日本は対外的に大きな禍根を残すような戦争はしていない。

安倍政権が武器輸出3原則さえ無効にして、アベノミクスの完成を軍事産業まで動員して成し遂げようとしているが、武器産業を拡大すれば戦争さえ必要になり、戦争の方向への画策が始まる。アメリカを見ればわかる。

 

ここはやはり5年~10年をかけた、ゼロベースでの憲法制定を目指すべきではないだろうか。環境権など不備な部分の補充、もう古くなったものの削除、象徴天皇制までも、国歌、国旗まで含めて検討・議論を加える必要がある。

(議論を進める、その方法が難しい!のは分かっているが...)